【小学4年生 自由研究】
物の値段が変わるってほんと?
2020年春のコロナ禍で日本だけでなく、世界の株価が暴落。
緊急事態宣言で飲食店がピンチ・派遣切りなど
生活にダメージを受けた人たち・全国民に向け
一律10万円給付。
「こんなにお金ばらまいたら、インフレなるよ!」と言い続けた息子。
【物の値段は変わる】ってほんと?を夏休みの自由研究の課題にすることに。
学校給食費や大学の授業料・少年ジャンプ・初任給
全部、値段が変化していました。
学校では習わない【物の値段は変わる。お金の価値が変わる】
物の値段は右肩上がりに上がりることがわかります。
小学生にもわかる、お金の勉強。
この記事を読むと、
お子さんに
✅現在と10年後では、同じ1万円でも買えるものが少なくなる
✅お金の価値について教えやすくなり
✅お年玉のため方
がわかりますよ。
■注意■小学4年生の息子が夏休みの自由研究に調べ・
作成したグラフを基に
さらにわかりやすく加筆修正したものになります。
ぼくが【お金の価値が変わる】を自由研究に選んだ理由
藤子不二雄さんのマンガを読んだら
💡おやつなど物の値段が異常に安い
💡のび太のパパのお給料も安くてびっくり
💡のび太がお年玉を貯金したら【利息】といってお金がふえた
⇛ぼくが貯金したけど、【利息】は0円だった
◇コロナショックで国がいっぱいお金を配ったから、「インフレになる」と思った
◇けれどよく【インフレ】がわからない。
以上の理由から、物の値段やお給料の上がり方・定期預金の利率を調べました。
学校給食の値段
学校給食 値段推移グラフ 2008ー2019年
新潟県小学校1食分平均単価推移 過去10年をみてわかること
- 2008年〜2013年 5年間で5円しか値上げしていない。
- 2009年は、値下げしている。
- 2013年〜2014年は、一気に11円の値上げ 4.1%up
- 2014年〜2017年は、毎年数円ずつ値上げ
- 2008年からの12年間で22円の値上がり 約8%up
公立学校給食 給食費月額の推移グラフ 1975年ー2020年
参考https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20200513-00177823/
公立小中学校 給食費月額 推移 過去45年を見て気づいたこと
- 1975ー2020年までの45年間で、約2倍に
- 1975ー1985年までのわずか10年で、1.5倍
- 1987年ころに値下がり
- 1987−2017年までは、毎年1.6%ずつ値上がり(20年で1.3倍に)
- 最初にくらべてゆるやかだけど、右肩上がりに値上がり
国立大学・私立大学 授業料(年間額)
国立大学 年間授業料 推移グラフ
国立大学・私立大学 年間授業料推移 グラフ
授業料の値段推移表を見て、わかること
- 1975年から1976年、わずか1年で3倍に値上げ
- 1977年から1978年、わずか1年で1.5倍に値上げ
- 1978年から1988年の10年間で2倍に
- 1975年から1988年13年間では8倍以上に
- その後も1995年までは、右肩上がりに値上げ
- 1997年と、2001年では、学費を値下げ
- 2007年からは、1度も価格変動なし
- 私立大学は、値下げした年は無い
週刊少年ジャンプ の価格推移
週刊少年ジャンプ 値段推移グラフ 1968 -2020年
週刊少年ジャンプ 値段推移をみて気づいたこと
- 創刊時(1968年)90円⇛現在275円
- 1968ー1980まで約2倍の価格に値上がり
(高度成長期=景気が良かった頃)
- それ以降は、数年に1回10円くらいずつしか上がらない
- 消費税が増税される時に、一緒に値上がり
(89年、97年、14年、19年)
- 10円くらいずつしか上がってないかんじがするけれど
50年間で、3倍に値上がり
大卒男子・高卒男子 初任給 推移
大卒男子・高卒男子 初任給 推移グラフ
大卒男子・高卒男子 初任給推移をみてわかること
- 1977年は、年7%UP
- 1978-82年は、3.7〜5%台UP
- 1983-88年は、2.5〜3.8%UP
- 1989−92年は、4〜5%UP
- 1993年以降、年1%未満しかUPしない
- (1993年から毎年1%ずつUPしていたとしたら
2018年には24.4万円になっているはず)
1993年〜2018年の25年では2万円ほどしかUP
していないので、だいたい年0.5%くらい?
値上げについて まとめ
- 給食費平均単価・大卒初任給・国立大学授業料・週刊少年ジャンプ、値段はどれも右肩上がりしている。
- 1990年くらいまでの値段の上がり方は大きい
- 1990年をすぎると、物の値段もお給料も上げ幅は小さくなる
- お給料の上がり方より、物の値段の上がり方のほうが大きい
- 国立大学授業料や給食費は、お給料が上がらないと、値上げしない
- 私立大学は、お給料の上がり方に関係なく上がり続ける
定期預金の金利と物価上昇
定期預金の金利・物価上昇率 推移グラフ
定期預金金利と物価上昇率のグラフをみて 気づいたこと
- 1980年は金利が8%。1年間、1万円を定期預金すると利息800円もらえた(税引き前)
- お母さんが小学生だった頃。 当時は定期預金に預けておくと 勝手にお金が増えた。
- 1995年には、金利が1%まで下がる。
- 1996年くらいまで、物価上昇率より定期預金の金利のほうが大きい。
- 1998年〜2013年まで、金利はほぼ0%だが物価上昇率よりも金利が高いので、定期預金でも損はしない
- 2013年以降、金利と物価上昇率が逆転する。
- ⇛つまり定期預金に数年預けると、数年後買おうと思っていた商品の値段が高くなっていて買えなくなる。
まとめ 小学4年生のぼくが気づいた物の値段の変化
- ぼくは去年銀行にお年玉を預けたけど、利息は0円でした。
- 昔のマンガを読んだら、お金がふえると書いてあったのに増えなかったので今回このテーマで調べました。
- 18歳になった時のためにコツコツお金をためようと思っていましたが、げんざいの状況では、ぼくが損することがわかりました。
- 10年後くらいには・銀行預金では、10円もふえない
- 物は値上がりしている(はず)
- ぼくは、10年後損しないために日経平均とダウ平均の投資信託を買いました。
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